基本映画マニアのくっだらない独りよがりの独り言を恥ずかしながら見せちゃう日記。

2008年12月15日

映画雑誌「ROADSHOW」の思い出

先月休刊になってしまった
集英社の映画雑誌「ROADSHOW」


立ち読みしていたら、やっぱり欲しくなって、買ってしまった。

映画に興味を持った頃、兄が買っていたので、盗み読みしていた。
そのうち、兄は就職で都会へ。
両親と共に、時々様子を見に行ったアパートで、読まなくなった号を持ち帰って読んでいた。
そして、自分の小遣いで買えるようになると、毎月発売日に本屋へ行って買って読んでいた。
社会人になっても読んでいたが、人生の転換期に購入を止めた。そして、現代にいたった。

映画を好きになった頃はいまのように、マニアではなかったので、はっきり言って、(今でも変わらないかもしれないが)ミーハーだったから、巷で流行の作品が大好きだった。
買っていた頃の人気男優は「ジャッキー・チェン」
自分はその時ファンだったのが、「ハリソン・フォード」や「チャーリー・シーン」
未だに手元にあるが、人気投票に「ハリソン・フォード」を投票したのに、投票の抽選に当たり、送られて来たのが「ジャッキー・チェン」の生写真だった。その時の1位の男優さんの写真だったから仕方ないが、がっくりした覚えがあるのだ。(爆)

ブランクが開けても、買わなかった理由は、
思いっきり自分がマニアになってしまい、この雑誌には自分の好きな俳優の情報が一切載らなかったからだ。
(ハリウッドオンリーぽかったし)

今回購入したのは、歴代の雑誌の表紙が掲載されていたからだ。
嬉しくなって思わず購入を決めてしまったのだ。
年間のベストムービーを全部映画館で見た年もあれば、すっかり、見なかった年も。
だんだんと変わりゆく、表紙のデザインや、女優、俳優さんたち。なんだかとっても感無量だった。

自分が買ってよかったなあ〜と思った事は、上記もそうだが、最後に載っていたマックイーンの写真と映画評論家故淀川長治さんの名語録が載っていた事だ。

常日頃、自分は映画を「娯楽」だと思っていたので、1つの言葉にすっごく嬉しかったのだ。

「映画をアタマで見たら、つまらない」 
(ROADSHOW最終号 P77ページより引用)
これが、淀川流・映画の見かたの真髄だ。
映画を見て理屈をこねまわしたり、むずかしく表現する人を、淀川さんは軽蔑した。
それよりも、もっと映画を感覚的に見てほしいということなのだ。


自分も感じていたことだったので、やっぱり間違った考えじゃなかったんだ〜と嬉しくなったのだ。それがすべて正しいと言っている訳ではないけど、TVなどが普及する前は娯楽の支流が映画だった訳だから現実とかけ離れてるとか矛盾がどうのこうのとか、そんな事はとっぱらって、素直に見て欲しいと思う時が多々あったからだ。

そして、おまけにもう一つ。(1つじゃ〜という突っ込みはなしに)

「映画は人生の教科書。人間勉強の場なんです」
(ROADSHOW最終号 P77ページより引用)
映画は単なる娯楽だとは思っていなかった。人生には、わからないことや、自分で気がつかないことがある。それを教えてくれるのが映画。誠実、勇気、ユーモア、苦労、喜びや悲しみとはなにか。人間について勉強できるのが映画であるという意味だ。


これは、本当に言えることで、2時間という軸の中で、いろいろ教えてくれていると思っている。自分の人生は一度きりだけど、映画だといろんな人生を見られる。国籍も場所も多種多様。そこが楽しいんだよね。いつも思うけど、難しい学校の授業を聞くより、よっぽど映画を1本見た方が勉強になると思う時が多々あったからだ。


最近はいろんな意見があって、淀川さんの言っている事がすべてだとはいいきれない。だけど、こういう考えの人だっているんだと少しは分かって欲しい。
作り手の人達も少し分かってくれると嬉しいなあ。

インターネットが普及して、海外の俳優さんの情報が入手しやすくなった現代。自分のようなマニアック人間にはありがたいけど、やっぱりできればページをめくる楽しさが欲しい。
「ROADSHOW」が、休刊してしまうのは、仕方ない事だと言われればそうだけど、どうにか趣向を凝らして復活してくれることを願う。

何故なら、
映画好きが減ってしまうのが一番怖いわけで。(^◇^;)
映画が好きになっても、そこまで好きかどうか?みたいな段階にそっと後押ししてくれるのが、こういう雑誌のような気がしてならないからだ。

自分がそうだったように。


そうでなくても現代は海外ドラマに押され気味。
(そういうあんたもだろ〜!という声は後にして)

たくさんの人の目に触れられれば、映画だっておのずと質もよくなると思うんだよね。
見る側だってマナーやその他、分かってくると思うのだ。

ハリウッド映画の質の向上を願うのが一番だけど、(一般大衆向けをよくつくるので)他の国の良い映画も見分けて持ってきてくれる映画会社が出来る事も願う日々だ。

雑誌もそういうのを入れたらどうかな?
そしてら、マニアにも読まれるかも?
(あくまでも憶測)

青春時代の1ページがなくなる感じで、少し寂しいけど、廃刊ではなく、あくまでも休刊と言っているので復活を願うとしよう。

映画好きにしてくれて、本当に感謝しています。

この雑誌を読まなかったら、ここまで映画を好きになっていたかどうか。
37年間。映画ファンを楽しませてくれて、ありがとうございました。

また、会う日まで。

故淀川さんの言葉ではないけれど。 

「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」・・・。


posted by takbout=たあぼう at 09:26| 山梨 雨| Comment(2) | 読書感想の事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もおんなじ理由で購入!
そして、みはじめたきっかけ(私は姉)から
買わなくなった理由まで
まったく同じだったので
ちょっと笑ってしまいました(笑)
表紙一覧は、あぁ〜この頃買い始めた頃だ〜とか
ランキングは、いろんな思いでと共に・・・
本当に映画と共に歩んできたなぁと
実感できて楽しかった!!
また違った形でロードショーと再会できたら
嬉しいです〜
Posted by まめ at 2008年12月15日 12:51
まめさん
>まったく同じだったので
そうでしたか?
また意外な共通点を発見しましたね。

自分もまめさんと同じ気持ちで表紙の特集を読みました。

俳優さんのランキングは、未だに活躍している方もいれば、今はどこ?という方もいて、面白かったです。

>また違った形でロードショーと再会できたら嬉しいです〜
自分もそう思ってます。
ネット上で登場するかも?とは書いてありましたが、出来れば、本で再び会いたい。

いつの日かその日が来るのを楽しみに〜♪
Posted by takbout=たあぼう at 2008年12月15日 14:54
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