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2010年11月20日

だいじょうぶ3組

講談社「だいじょうぶ3組」 筆者 乙武洋匡


あらすじ(本の帯より)
5年3組に担任としてやってきたのは、手と足がない先生、赤尾慎之介。
個性豊かな28人の子どもたちといっしょに、泣いたり、笑ったりの1年が始まる。

目次より
第1章 普通じゃない先生
第2章 上履きがない!
第3章 それって、ヘン?
第4章 ナンバーワンになりたくて
第5章 教授の憂うつ
第6章 てっぺんまで
第7章 「メリークリスマス」
第8章 みんなちがって、みんないい

感想
前回の本「だから、僕は学校へ行く!」を踏まえての、小説。あくまでも、フィクション。

現代版「3年B組 金八先生」とでも言うべきか、小学校が舞台だから「熱中時代 北野広大先生」とでも言うべきか。

普通じゃない先生が、理想の先生象になっているのだ。
とは言っても夢物語じゃない。
きちんと現場の事情も語られているのだ。

「子供に何かあったときはどうするのですか?」

その答は、是非本を読んでくれ。

最初から、目をウルウルさせながら読んだ、ich。
こんな先生に出会えたら子供は幸せだな〜と思ったのだ。
真剣に一人、一人、見てくれる先生。
人より出来ない事が山ほどあるのに、それを補うべくたくさんの事を教えてくれる。

新人とはいえ、人の倍いろんな人生経験をつんでいる赤尾先生は、きっと訴えるものが違うのだろう。
だから、子供もそれに納得できるのだと思う。

どんなに語っても経験者でなければ伝わらない何かがある。
ましてや、最近の子供は自分達が子供の時よりも単純ではないし、情報だけが大量にあるから、知ったかぶってもダメだと思うのだ。
経験してきた事をきちんと自分が心に刻んだ事を語らないと。

ちょっとびっくりしたのが、クリスマスの一件。
学校では「メリークリスマス」とは言ってはならないのだそうだ。
田舎だとクリスマスだからと給食にケーキが出されるのに。(^◇^;)
宗教と言われると何も言えない。
日本は気にしないが、外国だともっとだろうなあ〜と思ったりもしたのだった。

そして、個人的に嬉しかったのは、
いじめた子供を取り上げてくれた事だった。
いじめられる子供は取り上げられるのは、当たり前として、いじめた子の心を心配するのが素晴しかった。

だが、少し疑問も残った。

実は、同じ境遇のクラスメイトに自分はいじめられたのだ。姉が障害者という彼女に。
現在でも記憶が欠落していて、詳細が思い出せない自分なのだが。
(かなり自分では消したい過去らしい)
唯一覚えている事は、
下校時にランドセル越しに蹴りを入れられ、泣いて帰って来た自分を見て、母親はびっくりし、学校へ行って担任と3人で話したという事だ。
その後、学級会で名前を出さずに話し合いをし、収まったと思うのだが。(すでに曖昧)
自分の知らない所で、脅迫状まがいの請求書がポストに入ってきたり、人気のない建物の壁に悪口を落書きされたりしていたのだった。
数ヶ月後、彼女は家族で引っ越してしまった。なので、それっきり。

疑問が残ったのは、
本の中で「お姉ちゃんのめんどうをみる。」と書いてあった事だ。
いつも思うが、両親はともかく、妹までも姉の人生に振り回されていいのだろうか?と。
その妹自信の人生はそれでいいのだろうか?っと。
かといって、じゃあどうしたらいいんだ?と聞かれると何も答えられないけども。
(中途半端ですみません)

最後の章の「みんなちがって、みんないい」はいい感じだと思った。
得意な事もあれば、苦手な事もある。
みんなが統一的じゃなくていいんだよ、というのは、素晴しいと思う。
しかし、
それを履き違えてほしくない。
最近はどうも違えている傾向があるように思えるからだ。

1年とは言わず、もうちょっと赤尾先生には、がんばってもらいたい気がする。
これでこの小説が終わりだと寂しい感じがしたからだ。
続偏ではないけれど、
新米赤尾先生がベテランになった姿を見てみたいと思うのは贅沢かな?
posted by takbout=たあぼう at 09:23| 山梨 | Comment(2) | 読書感想の事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は、読書感想文でこの本を読みました。すごくおもしろかったです。私は将来教師になりたいので、すごく勉強にもなりました。
私も、ベテランになった先生、見てみたいです♪
Posted by ことみん at 2013年08月12日 12:19
ご訪問ありがとうございます。
読書感想文ですか?良い本を選んだと思います。
将来の目標が教師ですか!がんばって下さい。
教師を取り巻く環境は年々、厳しい感じだと保護者側から言わせてもらうと、そう感じます。おいくつか存じませんが、たくさんの経験を積んで、教師になる夢を叶えて下さい。

そうそう、この本の続編。
「ありがとう、3組」はお読みになりましたか?
自分はまだなのですが、また読んだら感想を書きますね。
それまで、しばらくお待ち下さい。<(_ _)>

それでは、またのお越しをお待ちしております。
Posted by ことみんさんへ:takbout=たあぼう at 2013年08月13日 07:32
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